相変わらず、彼は仕事でお家にいない。
今回は日本国内の出張。
新幹線で行ける距離だし、いつでも会える。
そう思っていたら、意外と会えていない。。。笑
先日、彼の誕生日があった。
「彼のところへ遊びに行こうかな〜」と思っていたら、彼が一度こちらに帰ってくると言うので、私はお家で待っていた。
ところが、彼が帰ってくるメインの目的は「事務的な手続き」。
そこで私は、
「あれ? 連休中って、役所とか開いてないんじゃない?」
と伝えた。
結局、その予定は翌週に変更になった。
そして翌週。
彼は日曜日に帰ってきて、月曜日に役所へ行く予定だった。
私はちょうど日曜日に友人との予定があり、外出していた。
月曜日は私も仕事が休み。
「一緒に過ごせるかな」と、ちょっと楽しみにしていた。
ところが、日曜日の夜。
友人との予定を終えて家に帰ってみると……
明かりがついていない。
やっぱりな。笑
「どうして帰ってきてないの?」と怒らなくなった
昔の私だったら、
「なんで帰ってきてないの?」
「帰ってくるって言ったじゃん!」
と、カンカンに怒っていたと思う。
でも今回は、なんとなく予想していた。
だから、怒りの感情はほとんど出てこなかった。
結局、彼は月曜日に帰ってくることになった。
ただ、到着予定は夕方。
なぜなら……
家を出てから、必要な書類を忘れたことに気づいたから。
はい、出ました。
ADHDパートナーあるある。
家を出てから20分くらいして、
「忘れ物に気づいて戻る」
これ、何度見たことか。
ADHDをパートナーに持つ皆さん、
ここ、テストに出ますよ。笑
それでも、ちょっと悲しかった
さすがに今回は、せっかくの休日に彼と一緒に過ごせる時間が短くなってしまうことが悲しかった。
「どうしてちゃんと確認してから出てこなかったの?」
そう言いたくなる。
でも、彼を責めても仕方がない。
怒られているその瞬間は、
「次から気をつけなきゃ」
と思うかもしれない。
でも、それがずっと頭に残って、次回から必ずできるようになるわけではない。
だから私は、
「こっちに到着してから忘れ物に気づくよりは、よかったね」
と伝えた。
……たぶん私は、
良い彼女でいたかったんだと思う😂
「良い彼女」でいようとしていた頃
付き合い始めの頃の私は、自分が嫌だと思ったことや、悲しいと思ったことを、なるべく彼に言わないようにしていた。
「こんなことで怒ったら嫌われるかな」
「理解のある彼女でいたい」
「良い彼女でいなきゃ」
そんなふうに、自分の気持ちを押し殺していた。
でも、感情ってそんなに簡単には消えてくれない。
口では「大丈夫」と言っていても、態度に出てしまう。
そして彼から、
「思ってることはちゃんと話してくれないと分からないよ」
と言われた。
そりゃそうだ。笑
ただでさえ、男性に「察して」は難しい。
ましてや、彼の場合はADHD。
私が何も言わなくても察してくれることを期待するほうが、無理があった。
そんな彼も、いつの間にか私の様子を見て、
「今、カンカン?」
と聞いてくるようになった。笑
「怒り」の下には、別の感情がある
コーチングを受けてから私は少しずつ、
「怒っているとき、本当は何を感じているんだろう?」
と考えるようになった。
今回だったら、
「なんで帰ってこないの!」
という怒りの下には、
「せっかくの休みなのに、一緒に過ごせなくて悲しい」
「楽しみにしていたから寂しい」
という気持ちがあった。
怒りは、二次感情とも言われる。
その下に、
悲しい。
寂しい。
不安。
悔しい。
大切にしてほしい。
そんな気持ちが隠れていることがある。
私は以前、その悲しさや寂しさを感じたくなくて、怒ることで隠していたのかもしれない。
「悲しい」と感じるより、
「なんでちゃんとしないの!」
と怒ったほうが、なんとなく自分を守れる気がするから。
でも、それでは自分の本当の気持ちは置き去りになってしまう。
感情をごまかさず、ちゃんと味わってみる
嫌な感情から逃げようとすると、逆にずっと頭の中に残ってしまう。
だから最近は、
「悲しいんだな」
「寂しかったんだな」
「本当は一緒に過ごしたかったんだな」
と、自分の気持ちをそのまま感じてみる。
無理にポジティブにしなくてもいい。
「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせなくてもいい。
まずは、
私は今、こう感じているんだな。
と気づいてあげる。
それだけでも、少しずつ気持ちがクリアになる。
ADHDの彼を変えるより、自分の気持ちに気づく
彼の忘れ物をゼロにすることは、私にはできない。
「ちゃんと確認してから出てね」と何度言っても、また忘れることはあると思う。
でも、
「どうしてできないの?」
と怒り続けることと、
「私は今、悲しいんだな」
と自分の気持ちに気づくことは、全然違う。
彼を変えようとするより、
自分の感情のクセを知る。
そして、
「本当はどうしたかった?」
と自分に聞いてみる。
今回の私なら、
「月曜日、一緒に過ごしたかった」
ただそれだけだった。
それに気づいたら、彼を責めたい気持ちも少しずつ小さくなった。
そして、私は思う。
ADHDの彼と暮らすようになって、私は彼のことを理解するだけじゃなく、自分自身のことも少しずつ理解するようになった。
「私は何に怒っているんだろう?」
その下にある、本当の気持ちは何だろう?
これからも、そんなふうに自分の感情をひとつずつ拾いながら、彼との毎日を過ごしていきたい。

