「ADHDの彼は浮気する?」本を読んで不安になった私が、今は彼を信じられるようになった理由

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メリッサ・オーロフさんの『あなたのツレはADHDなんです』を初めて読んだとき、私は泣いた。

「え、これ……彼のこと書いてる?」

そう思うくらい、そこに書かれていることが、当時の彼そのものだったから。

忘れる。
先延ばしする。
時間を守れない。
優先順位がうまくつけられない。

「あぁ、私がイライラしていたのは、彼が私を大切にしていないからじゃなかったのかもしれない」

そう思えたことは、私にとって大きかった。

でも。

本を読み進めていて、ひとつだけ不安になったことがあった。

「……浮気することもあるの?」

「ガミガミ言われ続けると、外に居心地のいい場所を求める?」

本の中では、ADHDのあるパートナーとの関係で、長い間うまくいかない状態が続くと、家の中で「怒られる・責められる・否定される」という感覚が積み重なり、夫婦関係の外にある、より居心地のいい関係に気持ちが向いてしまうことについても触れられていた。

もちろん、ADHDだから浮気をする、という単純な話ではない。

でも当時の私は、そこを読んで、

「え……じゃあ、私がガミガミ言い続けたら……?」

と、急に怖くなった。

なぜなら私は、もともと「男の人は浮気するもの」くらいに思っていたから。

というのも、私自身、過去に知らないうちに「浮気相手」側だったことがある。

相手にパートナーがいるなんて、私は知らなかった。

後から知ったとき、

「……男の人って、浮気するんだ」

という、なんとも嫌な学習をしてしまった。

そして、亡くなったおじいちゃんも昔、こんなことを言っていた。

「浮気しない男と付き合うのは、宝くじに当たるより難しい」

……おじいちゃん😂

でも今思うと、

私、宝くじに当たったのかもしれない。笑

彼は優しい。

いや……

優しすぎる。

もちろん、私にも優しい。

でもコーチングを受ける前の私は、その優しさを素直に受け取れないことがあった。

「私より、他の人に優しい」

そんなふうに嫉妬してしまうこともあった。

しかも、外の人たちは彼の「家でのADHDっぷり」を知らない。

家では、

「これやってって言ったよね?」

「なんでまだやってないの?」

「後でっていつ?」

となっている彼が、外では人に気を遣い、優しく接している。

だから周りの人から、

「彼って本当に優しいよね」

「気が利くよね」

なんて言われる。

私は心の中で、

「……そうなんですよ。でも家ではね……」

と思っていた。笑

そして私は、家の中で彼にガミガミ言う。

本を読んだ当時の私は、

「家では私が怒ってばかり」

「外では他の人から優しくされる」

「外のほうが居心地よくなる」

「もしかして浮気……?」

と、勝手に未来まで想像していた。

今思えば、だいぶ先まで妄想していた。笑

それでも、私は彼を信じている

じゃあ、なぜ私は今、彼が浮気しないと信じられるのか。

ひとつは、彼自身が過去に浮気をされて、とても辛い思いをしたこと。

そしてもうひとつ。

なぜか私は、彼の行きつけのバーの人の言葉をものすごく信じている。笑

その人が、

「彼は浮気できるタイプでも、するタイプでもない」

と言っていた。

なぜか私は、

「そうですよね!」

と納得した。

……なぜバーの人の言葉をこんなに信じているんだ、私。笑

でも、それくらい私は彼のことを見てきたし、今は彼の人柄を信じている。

コーチングを受けて、私の中で変わったこと

コーチングを受ける前の私は、

「彼にもっとこうしてほしい」

「普通はこうするでしょ」

「私のことが大切なら、こうしてくれるはず」

という気持ちが強かった。

だから、彼がしてくれた小さなことよりも、

「してくれなかったこと」

に目が向いていた。

でも、少しずつ意識を変えていった。

彼がしてくれたことを、ちゃんと受け取る。

小さなことでも、

「ありがとう」

と思う。

優しくしてくれたら、

「優しくしてくれたな」

と、そのまま受け取る。

以前の私は、彼の愛情を受け取る前に、

「もっとこうしてほしい」

という不足に目を向けていたんだと思う。

それが少しずつ変わっていった。

すると、不思議なことが起きた。

気持ちが楽になっただけじゃない。

彼からちゃんと愛されていることを、感じられるようになった。

「浮気されたらどうしよう」が、だんだん消えていった

以前の私は、

「もし彼が浮気したらどうしよう」

「もし他の女性を好きになったら?」

「もし私より居心地のいい人が現れたら?」

と、起きてもいない未来を何度も想像していた。

でも、それって今の私にはどうにもできない。

まだ起きていないことを想像して、不安になって、今を楽しめなくなる。

……めちゃくちゃ時間の無駄じゃない?笑

もちろん、裏切られた経験がある人に「考えすぎだよ」と簡単には言えない。

浮気というのは、それくらい人を傷つけるものだと思う。

でも私の場合は、過去の経験から、

「男の人は浮気する」

という思い込みを持ってしまっていた。

そして、その思い込みを今の彼に重ねて、不安になっていた。

でも彼は、過去の男性とは違う。

彼は彼。

私は私。

そして、まだ起きていない未来は、まだ存在していない。

ADHDの彼が「今」を生きているなら、私も「今」を生きたい

ADHDの彼を見ていると、本当に「今」に集中しているなと思うことがある。

さっきまでやろうとしていたことを忘れて、別のことを始める。

予定よりゲームが優先される。笑

そんな彼を見て、

「もう少し先のことも考えてよ!」

と思うこともある。

でも、そんな彼を理解しようとしていく中で、私自身にも気づいたことがあった。

私は逆に、

過去のことを何度も思い出したり、まだ起きていない未来を想像したりして、不安になっていた。

彼は「今」に引っ張られすぎる。

私は「過去」と「未来」に引っ張られすぎる。

なんだか正反対。笑

だから今は、

彼が「今」を生きているように、私も「今」を生きよう。

と思っている。

今日、彼が優しくしてくれた。

一緒にご飯を食べた。

くだらないことで笑った。

そんな小さなことを、ちゃんと受け取る。

「いつか浮気するかもしれない」という未来の不安より、

「今、私はこの人と一緒にいる」

という事実を大切にする。

『あなたのツレはADHDなんです』を初めて読んだとき、私は「浮気されたらどうしよう」と不安になった。

でも今は、その本をきっかけに、自分の中にあった「男の人は浮気する」という思い込みや、彼の愛情を素直に受け取れなかった自分にも気づけたと思っている。

もちろん、これから何が起こるかなんて誰にもわからない。

だからこそ、

起きてもいない未来を心配するより、今ここにある愛情をちゃんと受け取っていたい。

私は今のところ……

宝くじ、当たってると思ってます。笑

でも、今の私がこの記事を読んでも……

……なんて書いているけれど。

ちょっと待って。

これ、コーチングを受ける前の私が読んだら、たぶん「いやいや、そんな簡単に不安なくならないでしょ」って思ってたと思う。笑

だって当時の私は、本当に不安だった。

「彼 浮気」
「彼氏 浮気 不安」
「彼 飲み会 帰ってこない」

みたいなことを、何度もGoogleで検索していた。

「浮気されたらどうしよう」
「男の人ってやっぱり浮気するのかな」
「彼が他の女性を好きになったら?」

そんなことを考えては、ネットで答えを探していた。

でも、どれだけ検索しても不安は消えなかった。

むしろ、たまたま「彼氏の浮気が心配だったけど、今は信じられるようになりました♡」みたいな記事を見つけても、

「えー?本当に?
そんな簡単に不安って消えて、ハッピーになれるわけ?」

って思っていた。笑

だから今、私がこうやって、

「彼が浮気するかどうかを心配するより、今の愛情を受け取ろう」

なんて書いているのを見ると、

「お前、本当に昔の自分に言えるのか?笑」

と思う。

言えます。

……でも、たぶん当時の私は聞いてくれません。😂

それくらい、頭では「考えすぎ」とわかっていても、不安って自分の意思だけでは止められないものだった。

だから、今まさに「彼が浮気したらどうしよう」と検索して、この文章を読んでいる人がいたら、

「今すぐ不安をなくさなくてもいいよ」

と伝えたい。

私もそうだったから。

不安がなくなったのは、「彼は絶対に浮気しない」と誰かに保証してもらったからではない。

少しずつ、自分の中にあった思い込みに気づいて、彼の愛情を受け取れるようになって、そして「まだ起きていないこと」に自分の時間を使うのをやめていった。

その結果として、いつの間にか、

「あれ?私、前ほど不安じゃないな」

となっていた。

だから、もし今の私が過去の私に会えるなら、

「大丈夫。今すぐ信じなくてもいいよ」

と伝えると思う。

そして、

「とりあえず今日は、Googleで『彼 浮気』って検索するのをやめて、一緒にご飯でも食べよう。笑」

と言いたい。